うつ病の治療ともなれば、やはり入院するに越したことはないのかもしれませんが、たとえ入院という選択肢を選ぶにしても、まずはこれまでうつ病という診断を受けた方たちの体験談を参考にしていただければ、色々な選択肢があることがわかると思います。
もちろん、入院してよかったといった体験談もあれば、うつ病は通院でも十分適切な治療が受けられるといった体験談も少なくないはずです。
ただ、うつ病の患者さんの中には軽度の症状で済んでいるケースもあれば、かなり重度の症状が現れているケースもありますので、入院を拒否したために十分な治療を受けることができずに、悪化させてしまうような事態は避けたいものです。
たとえば、仕事に支障が出るとか世間体を気にして、入院せずにいたために治療に長い年月を費やしてしまったという後悔の体験談もあるかもしれません。

さらに、ネガティブな体験談ばかりに目が行ってしまうと、医師が入院を勧めてもなかなか決心がつかないといったケースもあります。
特に自傷行為や暴力行為といったうつ病の重度の症状が出ている場合は、入院が必要になるでしょう。
その他にも幻覚や幻聴、妄想などのうつ病の症状があるとすれば、なかなかご自宅での対応は難しいものです。
そして、そういった重度の症状があれば、周囲が入院を勧めることはよくあることです。
ただ、入院かそれとも通院かを判断するのは、周囲の意見や誰かの体験談だけでなく、かかりつけの病院、あるいは相談できる心療内科や精神科を受診して、診察を受けて医師の診断をもとに決めていただくのが一番です。
通院治療だけでは、どうしても目の届かない時間が生まれてしまい、自宅や会社にストレスの原因が潜んでいるとすれば、心身をリラックスさせることも治療の一環です。
いずれにしても、ただ思い悩むだけでなくご相談いただいて1日も早くうつ病治療を開始していただきたいと思います。
そして、うつ病に関するお悩みは、川西市のこころと不眠の診療所こばやしクリニックにご相談ください。
