精神病が治らないとお困りの方へ - 川西市の心療内科 こばやしクリニック

 

精神病が治らないとお困りの方へ

精神病という診断を受けると、一生治らないのではないかと悲観的になることもあるでしょう。

あるいは、精神病の治療がどんなものか、そして治療を受けながら仕事を続けることができるのかと心配になることもあるでしょう。

もちろん精神病と言ってもさまざまな疾患があり、軽度のものから入院を必要とするほど深刻な疾患もありますので、ひとくくりにして治らない病気と決めつけてしまうことはありません。

たとえば主な病名としては総合失調症やうつ病、双極性障害や解離性障害など多くの疾患名を挙げることができますが、うつ病一つとっても入院治療が必要なケースもありますが、通院治療で改善される方も多くいらっしゃいます。

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さらに適応障害や依存症やPTSDといった疾患も、なかなか治らないものだと周囲の目を辛く感じていたかもしれませんが、今では一つ一つの疾患が理解されて、対応の仕方や治療によって改善することも増えています。

もちろん、長い治療期間を有する精神病も多いわけですが、たとえ治らない場合でも症状を抑えることができたり、通常の日常生活が送れるよう対策を講じることができる場合もあります。

ただ、一生治らないとあきらめてしまったり、外部との接触を極端に制限したり、精神病をひた隠しにして社会に背を向けて生活することで悪化させてしまうことがないよう、専門の医療機関で正しい治療を受けていただきたいものです。

そして、もし兵庫や大阪で精神病ではないかとお悩みの方、あるいはこれまでの治療でなかなか治らないとお困りの方など、川西市のこばやしクリニックにご相談いただければと思います。

特に、一般的に精神病とは思われていないような症状ほど放置されている場合もあります。

たとえば睡眠障害もその一つではないでしょうか?睡眠障害を精神病だと言われても納得できないのかもしれませんが、うつ病や適応障害などの症状として眠れないといったケースは多く、初期症状のうちに適切に対応せずに、治らないまま放置してしまうことがないようにしたいものです。

 

精神病の自覚症状は?

精神病の自覚症状は多岐にわたり、症状の種類や重症度は個々の病状や個人差によって異なります。以下は一般的な精神病の自覚症状です:

 1. 感情の変化
・過度な不安や恐怖
理由もなく強い不安や恐怖を感じる。

・抑うつ状態
持続的な悲しみや絶望感、興味や喜びの喪失。

・気分の変動
感情が急激に変わる、極端に高揚した気分や極端に落ち込んだ気分を経験する。

2. 思考の変化
・妄想
現実に基づかない強い信念(例えば、自分が特別な使命を持っていると信じる)。

・幻覚
実際には存在しないものを見たり聞いたりする(例えば、声が聞こえる)。

・混乱した思考
論理的な思考ができず、話のまとまりがなくなる。

3. 行動の変化
・異常な行動
普段とは異なる、無意味で反復的な行動やリスクの高い行動。

・社交的な引きこもり
人と会うことを避け、孤立する。

・日常生活の障害
仕事や学業、家庭生活に支障をきたす。

 4. 身体の変化
・睡眠の問題
不眠や過眠、睡眠の質の低下。

・食欲の変化
食欲の減退や過食。

・体重の変動
急激な体重増加や減少。

5. 認知の変化
・集中力の低下**:物事に集中できず、注意散漫になる。
・記憶力の低下**:最近の出来事を忘れやすくなる。

6. 自己認識の変化
・自己評価の変化
自己評価が極端に低くなるか、過剰に高くなる。

・現実感の喪失
現実感が薄れ、非現実的な感覚を持つ。

これらの症状が一時的でなく、長期間続く場合は、専門家の診断と治療が必要です。精神科医や心理カウンセラーに相談し、適切な治療を受けることが重要です。また、家族や友人に症状を理解してもらい、サポートを受けることも回復の助けとなります。

 

精神病がなかなか治らない原因は?

精神病がなかなか治らない原因は、多岐にわたる可能性があります。以下に、その主な要因を挙げます:

 1. 適切な治療の欠如
・診断の遅れや誤診
正確な診断が得られない場合、適切な治療が行われないことがあります。

・治療へのアクセス不足
経済的な理由や地域の医療資源の不足によって、専門的な治療を受けられない場合があります。

2. 治療の非遵守
・薬物療法の中断
患者が薬の副作用や効果を感じないことから薬を中断する場合、症状が改善しないことがあります。

・治療プランの継続が難しい
定期的な通院やカウンセリングを続けることが難しい場合、治療効果が得られにくいです。

3. 精神病の複雑さ
・共存症(併存疾患)
複数の精神疾患や身体疾患が同時に存在する場合、治療が複雑化し、効果が出にくくなります。

・個々の病態の違い
同じ診断名でも、症状の現れ方や重症度は個人差があります。

4. 社会的・環境的要因
・ストレスフルな環境
家庭や職場などでのストレスが続く場合、症状の改善が難しいです。

・サポートの欠如
家族や友人からの理解や支援が得られない場合、孤独感が増し、回復が遅れることがあります。

5. パーソナルファクター
・自己認識の欠如
自分の病気を認めない、または治療の必要性を感じない場合、治療に積極的に取り組まないことがあります。

・モチベーションの低下
病気によるエネルギーや意欲の低下が、治療の継続を困難にすることがあります。

6. 生物学的要因
・遺伝的要因
遺伝的な背景が強い場合、治療が難航することがあります。

・脳の化学的変化
脳内の神経伝達物質のバランスが崩れている場合、治療に時間がかかることがあります。

 7. 治療法の限界
・治療法の限界
現在の医学では、全ての精神病に対して即効性のある治療法が存在するわけではありません。長期的な治療が必要な場合もあります。

これらの要因が組み合わさって、精神病の治療が難航することがあります。重要なのは、患者自身とその周囲が継続的に支援を行い、専門家と連携して最適な治療プランを見つけることです。また、治療の過程で忍耐強く取り組むことも大切です。


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