精神病院の初診まで|突破口への第一段階かも - 川西市の心療内科 こばやしクリニック

 

精神病院の初診まで|突破口への第一段階かも

精神病院の初診までには、さまざまな葛藤があるのではないでしょうか。

なかなかどの病院がいいかといったアドバイスも人から得るのは難しいでしょうし、なにより精神病院を受診するような病気だということを周囲の人に知られたくないと思うのもわかります。

そのため、心の病の治療のために初診で来院される患者さんの多くが、発症してからかなりの時間が経ってようやく来院されるといったケースが多いようです。

もう少し早ければ精神病院に入院せずに通院だけで治療できたかもしれないとか、たとえ入院治療が必要だったとしても、初期のころから治療を始めれば入院期間も短くて済んだかもしれないなど、早いに越したことはないと思います。

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おそらく精神病院や心療内科のように精神疾患の治療を専門とする病院やクリニックの初診にはかなりの緊張が伴うのでしょう。

ただ、いったん初診さえ済ませてしまえば、それまでの緊張は何だったのかと思われるかもしれません。

担当の医師と向き合うのも初めてで、どんなことを聞かれるのか心配でしょうし、診断結果を聞くのも怖いかもしれません。

治療方法を聞き逃してはいけないと必死になるでしょうし、初診は精神病院で治療を受けるための第一の突破口です。

あまりに緊張して辛い思いをすると、二度と精神病院には行かないと決め込んでしまうこともあるでしょうし、後々心の病は悪化することになりかねません。

そんな事態に陥らないように、川西市のこばやしクリニックでは、初診の対応で患者さんが精神病院に対して嫌悪感をもたれないように配慮しております。

たとえば、院内は明るく清潔感あふれ、緊張感をほぐしてくれるような穏やかな空間を心掛けておりますので、精神病院に対して行きづらさを感じることなくご来院いただければと思います。

尚、他のクリニックから転院される場合は、初診の際にそれまで服用されていたお薬やお薬手帳をお持ちいただくことをお勧めしております。

また、初診のご予約をいただければ、待ち時間も短くて済みスムーズな対応ができるかと思います。

 

精神病院に行くべき症状は?

精神病院や精神科の受診を検討すべき症状は多岐にわたります。以下に、注意すべき症状を挙げます。これらは精神的な健康に関連する問題であり、これらの症状が継続したり、日常生活に支障をきたす場合は、専門家の助けを求めるべきサインです。

1. 持続的な憂鬱感や気分の落ち込み
長期間にわたり悲しみや無力感、興味や喜びを感じなくなる。

2. 絶え間ない不安や緊張感
日常的に強い不安を感じ、集中力が低下し、リラックスできない。

3. 過剰な怒りやイライラ感
怒りがコントロールできず、些細なことで激しく怒ることが増える。

4. 幻覚や妄想
実際には存在しないものが見えたり、聞こえたり、他人が自分を害しようとしているといった現実とかけ離れた考えに囚われる。

5. 感情の急激な変動
短期間で気分が激しく変わり、喜びから突然の悲しみや怒りに変わる。

6. 強い自殺念慮や自己傷害の衝動
自殺を考えたり、自分を傷つけたいという強い衝動がある。

7. 極度の疲労感
何をしても疲れが取れず、精神的・肉体的にエネルギーがまったく感じられない。

8. 睡眠障害(過剰な睡眠または不眠)
過度に眠り続けたり、逆にほとんど眠れなくなる。

9. 異常な食欲変化
急激な食欲の増加または減少が見られ、体重に大きな変化が出る。

10. 現実感の喪失
自分や周りの現実が非現実的に感じられ、疎外感を覚える。

11. 集中力の著しい低下
日常的なタスクに集中できなくなり、物事が上手く進められない。

12. 社会的な孤立
友人や家族との交流を避け、他人と関わりたくないと感じる。

13. 強迫的な思考や行動
何度も同じ考えや行動を繰り返さずにはいられない。例:手を何度も洗う、ドアを何度も確認する。

14. 依存症的な行動
アルコールや薬物に過度に依存し、制御が効かなくなる。

15. 急激な行動変化
普段とは全く違う行動を取るようになり、リスクの高い行動や無謀な行動を繰り返す。

16. 過剰な恐怖心やパニック発作
理由もなく激しい恐怖に襲われ、パニック発作が頻繁に起きる。

17. 自己評価の極端な低下
自分を非常に価値のない存在だと感じ、自尊心が著しく低下する。

18. 職場や学校でのパフォーマンス低下
仕事や学業に集中できなくなり、以前のように成果を出せなくなる。

19. 生活リズムの乱れ
生活の基本的なリズムが乱れ、規則正しい生活が送れなくなる。

20. 過去のトラウマが引き起こすフラッシュバック
過去の辛い出来事がフラッシュバックし、強い苦痛や恐怖を再体験する。

これらの症状は、精神的な健康に影響を与える深刻な問題の兆候であり、早めに専門家の診断や治療を受けることが重要です。

 

 

精神病院で初診を受ける際の注意点は?

精神病院で初診を受ける際、安心して診療を受けるために知っておくべき注意点を挙げます。これらは、診察前の準備から受診中、そして診察後の対応までをカバーしています。

1. 事前に症状を整理しておく
自分の症状や気になる点をメモにまとめておくと、医師に的確に伝えやすくなります。

2. 過去の病歴を確認
精神的な問題だけでなく、過去にかかった病気や怪我についても整理しておくと、医師の診断がスムーズになります。

3. 服用中の薬をリストアップ
現在服用している薬やサプリメントをすべて医師に伝えるため、事前にリストを作成しておきます。

4. 家族歴や遺伝について把握する
家族に精神疾患を持っている人がいるかどうかも、診断に重要な情報となるため、事前に確認しておきます。

5. 過去に経験した治療法について知っておく
過去に精神科で治療を受けたことがある場合、その時の治療法や効果についても伝える準備をします。

6. 現在の生活状況を整理
生活環境やストレスの原因となっていることを把握しておくと、治療方針を決める際に役立ちます。

7. 質問を準備しておく
医師に確認したいことを事前にリストアップしておくと、診察時に聞き逃しがありません。

8. 緊張しないようリラックス
初診は緊張しがちですが、深呼吸をしてリラックスして受診するよう心がけましょう。

9. 予約時間を守る
精神科は通常予約制です。遅刻しないよう、早めにクリニックに到着するようにします。

10. 身分証明書と保険証を持参
必ず身分証明書と保険証を持参しましょう。これがないと診療を受けられない場合があります。

11. 料金の確認
初診時の料金や支払い方法を事前に確認しておくと、予期せぬトラブルを防ぐことができます。

12. 服装はリラックスできるものを選ぶ
診察ではリラックスすることが大切です。快適で気持ちが落ち着く服装を選びましょう。

13. 診察時間を確保する
初診は通常よりも時間がかかるため、時間に余裕を持ってスケジュールを組んでおくことが重要です。

14. 同行者の有無を検討
緊張する場合や、医師に正確に伝える自信がない場合は、信頼できる家族や友人に同行してもらうことも検討しましょう。

15. 診療内容は正直に伝える
自分の症状や感情について、正直に伝えることが診断と治療において非常に重要です。

16. 医師と合わないと感じた場合の対処
初診の医師と相性が合わないと感じた場合、無理をせず他の医師を探す選択肢も持っておくとよいです。

17. 医師の質問にゆっくり答える
精神科の診察では、深く考える質問も多いです。急がずに、自分のペースで答えることを意識しましょう。

18. 治療方針に疑問があれば質問する
診断や治療方針に疑問がある場合は、遠慮せずに質問し、納得してから治療を進めるようにします。

19. 診察後に感情が揺さぶられることを覚悟
初診の後は感情が揺れることがあります。落ち着ける場所で休む時間を確保しておくと安心です。

20. 次回の予約を忘れずに取る
初診の後、次回の予約を取ることが大切です。継続的な診療が回復に繋がります。

これらのポイントに注意しながら初診に臨むことで、よりスムーズな受診ができ、治療が効果的に進められるでしょう。


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