熟睡できない原因が自律神経にあると考えたことはないでしょうか。
もちろん、寝室の環境によって睡眠の質が左右されることは多く、騒音などが原因で熟睡できないことも多いと思います。
集合住宅であれば他の部屋の深夜の騒がしさの影響で眠れないといった経験をお持ちの方も多いことでしょうが、原因さえわかれば熟睡できない環境を改善することは容易ではないかと思います。
ただ、自律神経の乱れが原因で熟睡できないとすれば、どんなに寝室の環境を整えても改善することは難しく、環境改善の努力もむなしく思えて、さらに自律神経のバランスが崩れてしまうかもしれません。
たとえば、熟睡できないことで気にするほどではないわずかな足音で目が覚めてしまったり、睡眠時間は足りているはずなのに目が覚めた時には疲れを感じたりといった症状は、自律神経の働きと大きな関りがあります。

実は、心療内科を受診する患者さんの中には、熟睡できないとか朝早く目が覚めてしまう、どんなに睡眠時間を確保しても疲労感が拭えない等々、睡眠に関する悩みで来院される方も多いのですが、仕事や人間関係によるストレスが影響していることは理解されているケースが多いようです。
ただ、ストレスが自律神経の働きに影響を及ぼしていて、自律神経の乱れが睡眠だけでなく身体のさまざまな働きにまで関わっているとまでは思われていない場合も多いようです。
つまり自律神経のバランスが崩れると熟睡できないだけでなく便秘や下痢になったり、食欲がなくなったり、さらには頭痛やめまい、イライラや集中力の低下、そしてうつ病を発症してしまうこともあります。
自律神経のバランスが崩れていることは目で見てわかるわけではありませんが、熟睡できない以外にも最近体調が思わしくないと思われた時は、気軽に心療内科を受診してみてはいかがでしょうか。
川西市のこばやしクリニックは、こころと不眠の診療所として熟睡できないといった睡眠障害や、パニック障害やうつ病など自律神経の影響が考えられるさまざまな症状に対応した心療内科ですので、いつでもご相談いただければと思います。