日内変動と言えば、まずは体温、そして血圧や心拍数が挙げられるのでしょうが、人は誰でも朝と夜の体温も違えば血圧も変化しますので、1日を通してある程度の変化であれば病気を疑うことはないはずです。
ところが、あまりに体温が上がったり、心拍数が急激に早くなれば、何かの病気を疑って病院で検査を受けることでしょう。
ただ、日内変動が起こった時にうつ病のような精神疾患などの病気を疑うことは少ないかもしれません。
ところが激しい日内変動で内科などを受診しても、身体の異常は認められないこともあり、精神疾患の病気を懸念して心療内科や精神科の受診をすすめられることも少なくないようです。
たとえば、心の病気の中でもうつ病の患者さんには日内変動が顕著に現れることがあり、朝はすんなり目覚めたにもかかわらず、出かける時間になると気力が衰え外出できないといった患者さんもいます。
逆に、朝は気分が落ち込んで誰とも口を利きたくない状態にもかかわらず、夕方になると元気を取り戻してくるといった日内変動が起こるケースも決して稀ではありません。
ところが、日内変動に気付かずに、疲れているだけとか睡眠時間が足りていないだけといった自己判断で見逃してしまい、さらに激しくなることもないとは言えません。
この日内変動を病気として自覚できるかどうかは、やはり心療内科や精神科を受診してきちんとした診断を受け、適切な治療を受ける必要があると考えます。
あまりに日内変動が激しくて周囲とのコミュニケーションがうまくいかないといった事例もありますが、目で見て病気とわかるようなものではないので、周囲の理解を得ることが難しいために休職したり仕事をやめたりといったケースもあるようですが、適切な病気治療を受けて職場復帰をされる方も多いので、手をこまねいているのであれば、まずはこばやしクリニックにご相談いただければと思います。
当クリニックはさまざまな心の病気に対応し、地域に根差した医療を目指した心療内科であり、神経科・精神科のクリニックでもありますので、敷居の高さを感じることなく気軽にご来院いただけると思います。