もし、ご家族や身近な方に躁鬱の症状が感じられた時、できるだけ早く躁鬱相談を検討することをお勧めいたします。心療内科では、躁鬱相談をお受けすることが多いわけですが、実際に躁鬱相談に来院される患者さんやそのご家族の場合、躁鬱を疑い始めてからかなり時間が経過した頃に躁鬱相談されるケースも多く、もう少し早く躁鬱相談に来てほしかったという例が少なくありません。
日頃から喜怒哀楽が激しく、朝起きて元気に出勤できるか、それともまったくやる気が起きずに仕事を休んでしまうか、そんな方がご家族の中にいれば、日々心配を繰り返すことになるでしょう。まったく口を開こうとしない日があったかと思えば、喚くほどの大きな声を発することもあるとすれば、躁鬱相談をしてみようかと考えることもあるでしょう。そして、躁鬱相談をするにはどんな病院に行けばいいのか、躁鬱相談をすれば強制的に入院させられるのではないかと、躊躇することもあるかもしれません。また、躁鬱相談をしていることで会社に行きづらくなるのではないかと、躁鬱相談をする決心がつかないということもあるかもしれません。
そういったさまざまな事情や都合を憂慮して躁鬱相談を遅らせてしまうと、通院で済むはずが入院治療となったり、休職で済むはずだったものが、退職せざるを得なくなったりと、深刻化してしまうこともあります。また、ご本人が躁鬱相談が必要だと理解できていない場合でも、不眠や食欲不振などの症状もあるかと思いますので、躁鬱相談ではなく不眠相談でご来院いただいてもいいかと思います。躁鬱相談を始めとして、うつ病や不眠症、パニック障害などの心の病は、こころと不眠の診療所こばやしクリニックに気軽にご相談ください。