環境が大きく変わったり人間関係が変化した時は、心の安定が多少乱れることもあると思いますが、特に症状が深刻な場合は、すみやかに気分障害診断を受けていただき、さらに適切な治療を受けていただければと思います。そして、心に現れる症状だけでなく、風邪を引いたわけでもないのに身体がだるいとか、頭がすっきりしないなどの体調の不具合の原因が、気分障害からきているとわかる場合もあるでしょう。
そのうち治ると過信してしまい、気分障害診断を受けることなくそのまま放っておくと、深刻な心の病に発展してしまうこともないとは言えません。思い切って気分障害診断を受けてご自身の状況がはっきりすれば、改善策も見つかるでしょうし、的確なアドバイスや気分障害診断に基づいた治療が受けられはずです。
では、実際に気分障害診断を受けるにはどうすればいいかとなりますが、まずは心療内科や精神科の病院を探すことから始めてはいかがでしょうか。また、ご存知の心療内科のクリニックなどで、気分障害診断を受けられるかをお尋ねいただければと思います。
たとえば、気分障害診断の設問の中には、心の病と関係があるのかといった問いもあります。首や肩のコリ、頭痛や食欲不振などは心の病の症状なのか、それともまったく別の病気によるものなのか、そういった疑問もご自身の気分で判断してしまうのは危険があります。
さらに、気分障害診断によって治療が必要だとわかったとしても、うつ病なのか双極性障害なのか、あるいはパニック障害といったケースもあると思いますので、まずは信頼できる心療内科や精神科を受診して気分障害診断を受けていただきたいと思います。そして、心の病が疑われるような場合は、気分障害診断に対応できるこばやしクリニックにご相談下さい。