ご家族やお友達など身近なところに、うつ病の方がいらっしゃるでしょうか。最近は、うつ病の患者さんが増えていると言われていますが、たとえば日本では年間100万人以上の方が、うつ病の治療のために心療内科などの医療機関を受診していると言われています。
また、15人に1人はうつ病になる可能性があるという数字を見ることもあり、ご家族や友人の中にうつ病になった経験のある方がいたとしても、決して特別なことではないと言えるでしょう。ただ、もっと驚くのは、病院を受診しないままの方もかなりの数に上るということです。
では、いったいどんなことが原因でうつ病を発症してしまうのか。その原因を考えると、やはりストレスとの関りが大きいのではないかと思います。環境の著しい変化に対応できないことや、人間関係の複雑さからストレスがたまり、うつ病を発症してしまうことも少なくありません。
そして、ギリギリの線でかろうじて何かの形でストレスの発散がうまくいって、うつ病にならずに済んでいる場合もあるのではないでしょうか。
ところが、世界のうつ病患者数からすれば、日本の患者数は少ないとも言われ、うつ病を発症する前に病院での適切な治療ができているのかもしれませんが、逆に病院を受診していないことで、患者数に反映されていないのかもしれません。
ただ少ないと言っても、見過ごすことのできない患者数であることは確かで、人口の多い兵庫県などは、うつ病患者総数から見れば、東京や大阪などと同様に多いと言わざるを得ないでしょう。
ただし、もちろん、うつ病に対応できる病院も多いでしょうし、心療内科など、うつ病に関しての専門医のいる病院がたくさんあるはずです。
ところが、うつ病の診察をする病院となれば、そう簡単には見つからないかもしれませんし、どこでもいいというわけにはいかないものかもしれません。
また、うつ病の症状の一つには、食欲減退や胃部の違和感が起こることもあり、まず胃や腸の疾患を疑って胃腸科や内科を受診するかと思いますが、そこでの判断によってうつ病に気付くのが遅れてしまうこともないとは言えません。
総合的な診療を行っている病院であればともかく、近くの胃腸科の病院ではうつ病に気付くのは難しいのではないでしょうか。また、首筋の痛みや肩のコリのために整形外科などの病院で検査を受けても、うつ病とは診断されないことが多いと思います。
ただ、心療内科でうつ病と診断された後になってみれば、胃部不快感や首筋の痛みや肩のコリも、うつ病の自律神経症状の一つだということが理解できると思います。
家族の中の誰かがうつ病を発症してしまうこともないとは言えず、いざとなった時には心療内科や精神科・神経科の病院を受診していただくことになるでしょうが、実際にうつ病のために病院をお探しであれば、川西市のこばやしクリニックにご相談ください。
当クリニックは、大阪市との県境に位置する川西市にある病院になりますが、阪急宝塚線の川西能勢口駅から徒歩2分の場所にあるため、通院には便利なクリニックだと思います。
これまでも川西市にお住まいの方はもちろんですが、兵庫県の各地から当病院へお越しいただく患者さんも多く、うつ病のほかにパニック障害や不眠症などを中心に治療を行っている病院になります。
うつ病は、なかなか人に理解してもらえずに一人で苦しむこともあるかと思いますが、一度心療内科を受診することで気持ちがかなり楽になると思います。