寝付くまでにかなりの時間を要する方や、夜中に何度も目が覚めてしまう方は睡眠障害の可能性があります。さらに、夜が明けないうちに目が覚めてしまい、数時間を布団の中で過ごしているという場合も、睡眠障害と言えるでしょう。一般的に睡眠障害と言えば、そういった症状が思い浮かぶかと思いますが、もう一つ、意外に深刻な睡眠障害があります。それは、昼夜逆転と言って、昼と夜が逆転してしまっている睡眠障害です。こころと不眠の診療所として、地域に根差した医療を目指すこばやしクリニックには、昼夜逆転の睡眠障害でお困りの患者さんがご来院されます。
実は、睡眠障害の一つである昼夜逆転は、何かのきっかけで昼間と夜の生活が逆転してしまうわけですが、その原因が受験勉強による場合もあるようです。たとえば、大学受験のために深夜まで受験勉強を続けていたために、大学入学後に昼間の授業を受けられないという事態に陥っていることはないでしょうか。もし、夜は頭がすっきりして活動できるのに、昼間はぼんやりして眠くなるのが習慣になっているようであれば、授業を受けるにも支障が出ることがありますので、一度睡眠障害としての受診をお勧めしたいと思います。