感情的になりやすく過敏な人は、ノイローゼにもなりやすいのかもしれません。そう考えれば、程度の差はあるでしょが、もしかしたら自分自身がノイローゼではないかと思うこともあるでしょう。ただ、それだけノイローゼは病気という意識ではなく、気に病みすぎるとか神経質といった範疇に含まれるもので、意識を変える程度のノイローゼ対策でノイローゼが解消できると思われているのかもしれません。ところが、軽く考えていたノイローゼがきっかけとなり、重い心の病に進んでいくこともありますので、ノイローゼ対策は早めに心がけることが大切です。
たとえば、育児ノイローゼはマタニティブルーという言い方をしますが、きっと自分だけは育児ノイローゼ対策など必要ないと思っている方も多いことでしょう。ただ、仕事も家事もきちんとやりこなしているので、育児も完璧にこなせると思っている方がマタニティブルーになる場合もあり、ノイローゼ対策のために心療内科を受診することも少なくないようです。実は、まじめで弱音を吐かない方や、なんでも自分で処理しようとする性格がノイローゼになる要素を持っているのかもしれません。出産・育児は誰にとっても大変な作業で、愚痴をこぼして人の助けを借りることがノイローゼ対策になるのでしょうが、いよいよ本格的なノイローゼ対策が必要となった時は、心療内科のクリニックなどを利用することをおすすめします。