こころと不眠の診療所であるこばやしクリニックには、さまざまな心の病のために来院される方がいらっしゃるわけですが、特にうつ病の患者さんは多いようです。そして、うつ病に限ったことではありませんが、うつ病の専門医を探すずっと以前から、それぞれの症状の改善のために、それぞれの症状の専門医のもとを訪ねているケースも少なくありません。たとえば、うつ病の症状の一つに食欲の低下があります。食べる意欲がなくなると同時に味覚も鈍くなり、無理に食べても吐いてしまうとなれば、胃や腸の大きな病気ではないかと、その専門医に見てもらうことが先決になってしまうでしょう。そして、専門医から胃や腸には何の問題もないと診断されれば、通常は安心できるはずですが、うつ病の患者さんの場合は、問題がないことで不安が解決できるとは限らないでしょう。つまり、不安感や絶望感が大きくなるのもうつ病の特徴であり、逆に専門医から軽い胃腸炎などが指摘されると、少しは安心できるのかもしれません。
川西市にあるこばやしクリニックにも、病院でもらった胃薬や頭痛の薬を持参して相談に来られる患者さんもいらっしゃいますが、それまでの受診経過などをお聞きして、心療内科として診察を行い、うつ病に対する適切な治療を開始していきます。