精神病症状と聞くと、何か特別変わった言動を思い浮かべるかもしれません。たとえば、精神病症状は奇声のような声を発するとか、暴力的になるとか、話しかけても反応がないなど、見た目で判断できるような精神病症状ばかりだと思っていないでしょうか。確かに精神病症状にはそんなイメージがあるのかもしれませんが、おそらくそういった精神病症状はごく限られたもので、本来は意外に人には気付かれにくく、あるいは他の病気と間違えるような精神病症状も多いのかもしれません。たとえば、いつもイライラして自分の気持ちをコントロールできない友人がいても、精神病症状を疑うことはなく、思い通りにならないためにわがままを言っているように思ってしまうことがあるでしょう。ところが、それは精神病症状の可能性もあり、躁鬱病や統合失調症の可能性もあるかと思います。

また、睡眠に問題がある場合も精神病症状が考えられるわけですが、睡眠障害の症状としては、寝付きが悪いとか夜中に何度も目が覚めてしまうといった精神病の症状が良く知られていると思います。ただ、自分ではよく眠ったつもりでも目覚めた時にスッキリしないという方は、浅眠という睡眠障害かもしれません。その他にも昼夜が逆転してしまう場合や、毎朝早く目が覚めてしまうといった症状も精神病症状の一つとして考えられますので、治療を受けることをおすすめいたします。そして、そういった精神病症状の改善のためには早い対応が望ましいわけですが、精神病症状に気付いてもなかなか精神科の病院に行くことをためらってしまう方も多いと思います。精神科の病院は暗く重苦しい雰囲気で、よほどの精神病症状でなければお世話になりたくないと誰もが思ってしまうでしょう。
そこで、どんな状態でも気軽にご来院いただけるように、こばやしクリニックでは緊張せずに精神病の受診していただけるよう、院内の雰囲気にも配慮して治療を行っておりますので、精神病症状の治療が必要であれば、敷居の高さを感じさせない川西市のこばやしクリニックにご相談下さい。
自分自身で把握出来る精神病の症状
① 気分の変化(こころの症状)
▷ 抑うつ傾向
・2週間以上、ほぼ毎日気分が落ち込む
・何をしても楽しくない(興味・喜びの喪失)
・自分を強く責める
・将来に希望が持てない
代表例:うつ病
▷ 強い不安
・理由のない不安が続く
・動悸・息苦しさが突然出る
・悪いことが起きる気がして落ち着かない
代表例:不安障害
▷ 気分の波が激しい
・異常に元気・活動的になる時期がある
・寝なくても平気
・お金を衝動的に使う
代表例:双極性障害
② 行動の変化
・外出しなくなる
・人と会うのを避ける
・仕事・家事が急にできなくなる
・身だしなみに無関心になる
「性格」ではなく、以前との変化が重要です。
③ 身体症状
精神的不調は体にも出ます。
・眠れない/寝すぎる
・食欲がない/食べ過ぎる
・頭痛・肩こり・胃痛
・常に疲れている
身体症状が強い場合、内科的病気の可能性もあります。
④ 思考の変化
・集中できない
・物忘れが増える
・悪い方向にしか考えられない
・「消えてしまいたい」と考える
「死にたい」と具体的に考える場合は、早急に支援が必要です。
⑤ 現実感の変化(要注意)
・誰かに監視されている気がする
・悪口が聞こえる(実際にはない声)
・現実感がなくなる
この場合は早めの受診が重要です。
代表例:統合失調症
重要なのは「期間」と「生活への影響」
チェックポイント:
・ 2週間以上続いている
・ 日常生活に支障が出ている
・ 自分でコントロールできない
この3つが揃うと、専門家に相談する目安です。
自己判断の落とし穴
・SNS診断だけで決めつける
・「自分は重症だ」と思い込む
・逆に「まだ大丈夫」と我慢する
精神疾患はグラデーション(段階)があります。
他人から見て把握出来る精神病の症状
表情・雰囲気の変化
元気がなくなる
・表情が乏しい
・笑わなくなる
・目に力がない
・反応が遅い
よく見られる例:うつ病
逆に異様にハイになる
・異常におしゃべり
・テンションが不自然に高い
・落ち着きがない
・睡眠不足でも元気
見られる例:双極性障害(躁状態)
② 言動の変化
ネガティブ発言が増える
・「自分なんてダメだ」
・「消えたい」
・「生きていても意味がない」
特に「死にたい」「いなくなりたい」は要注意。
話がかみ合わなくなる
・話題が飛ぶ
・被害的な発言が増える
・誰かに監視されていると言う
関連することがある例:統合失調症
③ 行動の変化
・急に仕事や学校を休む
・約束を守らなくなる
・外出しなくなる
・身だしなみが乱れる
・部屋が極端に散らかる
「以前との違い」がポイントです。
④ 生活リズムの乱れ
・昼夜逆転
・不眠が続く
・遅刻・欠勤が増える
・食事量が極端に変わる
これも周囲が気づきやすい変化です。
⑤ 感情コントロールの変化
・急に怒りっぽくなる
・涙もろくなる
・些細なことでパニックになる
・感情が平坦になる(喜怒哀楽が少ない)
不安系では過敏さが目立ちます。
例:不安障害
⑥ 衝動的な行動
・高額な買い物を突然する
・ギャンブルが増える
・性的に奔放になる
・無謀な挑戦をする
これは躁状態のサインのことがあります。
特に危険なサイン
周囲が見逃してはいけないのは
・身辺整理を始める
・大切な物を人にあげる
・急に穏やかになる(決意後)
・「今までありがとう」と言う
これは自殺リスクの可能性があります。
他人からは分かりにくいケースもある
・明るく振る舞っている
・仕事はこなしている
・SNSでは元気
それでも内面では重度のうつ、ということもあります。
大切なのは「変化」
精神疾患のサインは
→ その人らしくない変化
→ 持続している変化
→ 生活に支障が出ている変化
です。
周囲の対応の基本
・ 否定しない
・ 励ましすぎない
・ 話を聞く
・ 必要なら専門家につなぐ
「頑張れ」は逆効果になることがあります。










