不眠症の治療のために心療内科に通院する方が増えているようですが、ただ不眠症の症状も原因もさまざまで、自分は不眠症なのか、また、心療内科に通院するほど深刻なのか、といった判断も難しいものです。咳が出て熱が出るなどのはっきりした症状がある病気や、痛みの伴う怪我をした場合は、自分の判断で診察を受けるのは容易なことですが、不眠症で心療内科を受診するかどうかは、判断の基準がわからないこともあり簡単ではないのかもしれません。そのため、深刻な不眠症でありながら、心療内科を受診することもなく苦しんでいる方も多いと思います。
たとえば、不眠症の症状の一つに入眠困難という症状があり、心療内科で不眠症の治療を受けている患者さんの中にも、入眠困難の患者さんは少なくありません。入眠困難は寝つきが悪く、布団に入ってもなかなか眠れない不眠症状です。一般的に健康的な睡眠は、約15分前後で眠りに入ると言われていますが、寝付けないまま1時間2時間と時間ばかり経過して、さらに焦りも加わり眠れないまま朝を迎えてしまうという不眠症の症状が続くようであれば、一度心療内科を受診してみてはいかがでしょうか。不眠症は不安やストレスを抱えていることが原因になっていることも多く、就職や受験がストレスになったり、人間関係が原因で精神的な不安を持ち続けて不眠症になることもあります。そして、不眠症は心身へ悪影響を与えてしまい、集中力がなくなり仕事上のミスや事故を発生させやすくなります。常にイライラして家族に当たったり、職場の人間関係をさらに悪化させることにもなりかねません。また、不眠症が原因で食欲がなくなったり、身体が機敏に反応できなくなることもあります。
さらに、心療内科でうつ病の治療を受けている患者さんの中には、うつ病を発症する以前から不眠症の傾向にあったという方も多いようです。入眠困難の他にも、途中覚醒や浅眠など深刻な症状がありますので、不眠症に当てはまりそうな症状があれば、早期に心療内科の受診をおすすめいたします。そして、心療内科をお探しであれば、不眠症に取り組む心療内科であるこばやしクリニックにご相談ください。