これまでは利用することなどないと思っていた心療内科かもしれません。ただ、最近は心療内科を受診してみようかとか、心療内科の名医であれば今の自分の状態を理解して、改善に向けての手立てを示してくれるのではないかという思いに駆られる方が増えているようです。つまり、さまざまなストレスの影響などで、心療内科の需要が増えているようです。ただ、どんな心療内科を受診すればいいのか、果たしてそこに名医がいるのか、と何かしらの情報を得たいと思うことが多いようです。もちろん、心療内科に限ったことではなく、どんな病気でも治療を任せるのは名医に越したことはないわけですが、名医にこだわるために受診のタイミングを逃してしまうこともあるのではないでしょうか。
できれば評判になっている名医の方がいいと思ったとしても、突然の発熱でわざわざ名医の診断を受けようとは思わないものです。できるだけ早く楽になることを考えれば、まずは子供の頃からお世話になっていた近所の内科を受診して、適切に対処してもらう方が名医を探すよりもずっと効果的でしょう。もちろん心の病の場合は、子供の頃からお世話になった心療内科などはないでしょうし、心療内科は身近な存在ではないのかもしれませんが、それでも心療内科の名医を探すことにこだわる必要はないのではと思います。

心療内科の名医の条件
① 話を「最後まで」遮らずに聞く
・症状だけでなく、生活背景・人間関係・仕事の状況まで聞く
・急かさず、否定しない
→「話してもいい」と安心感を与えられる医師
② 診断名に固執しすぎない
・診断はあくまで目安として説明する
・「今の状態」「困りごと」を重視する
→ レッテル貼りをしない
③ 薬の説明が丁寧で選択肢をくれる
・なぜこの薬か
・副作用や減らし方も説明
・「不安なら使わない」という選択も尊重
→ 薬ありきで進めない
④ 心と体の両方を診る
・睡眠、食事、自律神経、ホルモン、生活リズムも確認
・必要なら内科的検査も提案
→心因性と身体症状を切り分けられる
⑤ 状態の「波」を前提に考える
・良い日・悪い日があることを理解
・躁・抑うつ・不安の揺れを想定して治療
→ 特に双極性・自律神経系では重要
⑥ 治療のゴールを一緒に決める
・「仕事に戻る」「眠れるようになる」など具体的
・通院頻度や期間も説明
→ 先が見える安心感がある
⑦ 他院・他職種との連携ができる
・カウンセラー、内科、職場、家族との連携
・合わなければ転院も否定しない
→ 自分のやり方に固執しない
⑧ 患者を上下関係で扱わない
・「指示」ではなく「相談」
・対等なパートナーとして接する
→ 自尊心を傷つけない
逆に注意したい医師の特徴
・初診5分で診断
・薬の説明がほぼない
・質問すると不機嫌
・症状を気のせい扱い
・生活背景に全く触れない
良い医師に出会えたサイン
・診察後、少し気持ちが軽くなる
・「また来てもいい」と思える
・ 質問しやすい
・治療の理由が理解できる










