毎日8時間は布団に入っていたいと思う方もいれば、6時間で十分という方もいるでしょうが、良い睡眠がとれているかどうかは、人によって判断が違うようです。もちろん、やはり目覚めた時によく眠ったと思えるような睡眠がとれれば問題はないでしょうが、たとえ8時間布団の中に入っていたとしても、なんとなく眠った気がしないという方もいれば、6時間の睡眠時間でも気持ちの良い目覚めを迎えることができる方もいるでしょう。
そして、眠った気がしないという方の場合、もしかしたら睡眠障害を疑ってみる必要があるかも知れません。ただ、睡眠障害と言われても、8時間の睡眠時間を確保しているということもあり、まさか自分が睡眠障害などとは思ってもみないかもしれません。実は、睡眠障害の中には、入眠困難という症状があり、8時間ものあいだ布団の中で過ごしていても、なかなか寝付かれずに布団の中で悶々と過ごしていることはないでしょうか。おそらく、2時間ほど部屋を片付けたり読書をしたりしてリラックスした時間を過ごし、その後6時間ぐっすり眠る方よりも、睡眠の質は劣るのかもしれません。
睡眠障害は、忙しく働いている方や受験勉強などで睡眠時間の取りにくい方に多いと思われていますが、反して時間に余裕のある方にも睡眠障害が現われることがあります。たとえば、定年退職後に睡眠障害になったり、自営業の仕事を後継者に引き継いだ後に睡眠障害になることもありますので、そんな時は一度こばやしクリニックにご来院ください。