不安症診断を受けて早めの対策 - 川西市の心療内科 こばやしクリニック

 

不安症診断を受けて早めの対策

不安症診断環境が変わった時や重要な仕事を任された時など、誰でも少しくらいは不安な気持ちになるものですが、少しくらいでは済まない場合もあり、心療内科で不安症診断を受ける方もいます。では、不安症診断を受けようという方達が、主にどういった場面で不安を感じるかと言えば、大勢の人の前でスピーチしなければならない時や、電話に出なければならない時、あるいはパーティーや合コンなど人の視線が気になるような場面のようです。そして、そういう機会が訪れるのが、入社や転勤や入学などではないでしょうか。つまり、初めて接する人たちとの会話がうまくいかずに不安症診断を受けたり、就職や入学で都会に出てきた時に、人の多さに戸惑い不安症診断を受けることもあるかもしれません。ただ、不安症診断を受けた後は適切な治療と指導と、環境への慣れで落ち着く場合もあるでしょう。

不安症診断
また、不安は人との関係で生まれるとは限らず、不安症診断を受けに来る患者さんの中には、特定の場所が不安に結びついてしまうという方もいます。たとえば、エレベーターなどの狭い場所が苦手で不安という方が、ビルの上層階にある会社に就職したために心療内科を訪れることもあるでしょう。狭い場所にいると恐怖を感じるという場合も、やはり不安症診断を受けて適切な治療を受けていただくことをおすすめしたいと思います。

また、人の多い場所や逃げ出すことのできない場所で、呼吸が苦しくなったり冷や汗をかくといった症状のために不安症診断を受けて、パニック障害と診断されるケースもあります。電車やバスに乗ると腹痛が起こりトイレに駆け込みたくなるといった方が不安症診断を受けに来られて、過敏性腸症候群という病気が分かれば早い対応ができるでしょう。不安になる気持ちはなかなか人に伝わらないのかもしれませんが、心療内科での不安症診断を受けることで対応策が見つかると思いますので、もし不安症診断を受けようと思われるのであれば、川西市にある こころと不眠の診療所こばやしクリニック にご相談下さい。

 

不安症の克服法

Ⅰ.不安症の本質(ここを理解しないと治らない)
結論
不安症は「心が弱い」「性格の問題」ではありません。
脳と自律神経の“誤作動+誤学習”の状態です。

不安は本来「正常な機能」
不安は命を守るための警報装置です。
・危険 → 不安 → 回避 → 生存
これは本来、正しい反応です。

 

不安症で起きていること

問題はここです
1.実際には危険ではない状況で不安が出る
2.「この不安は異常・危険だ」と解釈する
3.逃げる・避ける・安心行動を取る
4.脳が学習する
→「やっぱり危険だった」

この誤学習ループが固定されると、不安が慢性化します。

 

Ⅱ.不安症を悪化させる3大要因(重要)
① 不安を消そうとする努力
・気を紛らわす
・考えないようにする
・安心できる情報を探す

→ 不安は「排除されるほど危険だと判断」され、強くなります。

 

② 回避行動

・外出しない
・人を避ける
・不安が出そうな場所に行かない

→ 回避は一時的に楽ですが、脳の誤学習を強化します。

 

③ 身体症状への恐怖

・動悸
・息苦しさ
・めまい
・胃腸症状

→ これらはすべて自律神経反応で無害です。
しかし「危険」と解釈するとパニックに発展します。

 

Ⅲ.不安症克服のゴール設定(ここがズレると失敗)

× 不安をなくす
× 以前の自分に戻る

☑ 不安があっても普通に生活できる

不安が消えるのは結果であり、目的ではありません。

 

Ⅳ.克服の中核となる3つの方法
① 不安を「受け入れる」(ACTの考え方)
やること

・不安が出たら追い払わない
・「来たな」「体の反応だ」と認識する

なぜ効く?

不安は抵抗されると強くなり、無視されると弱くなるからです。

 

② 少しずつ向き合う(曝露療法)

不安症回復の必須要素です。

ルール

・小さく始める
・完璧を目指さない
・不安が出たまま続ける


恐怖ー 最初の曝露
外出ー玄関に立つ
電車 ー1駅乗る
動悸ー 軽く早呼吸をしてみる

→ 成功とは
「不安が出た状態で何もしなくても大丈夫だった経験」

 

③ 安心行動を減らす(非常に重要)
安心行動の例

・脈・血圧を測る
・誰かに確認する
・水や薬を常に持つ
・逃げ道を確保する

→ これらは不安を長引かせる最大要因です。

実践方法

・一気にやめない
・1つずつ減らす
・「今日は脈を測らない」など小さく

 

Ⅴ.思考への正しい対処法(CBT)
× 間違い

・不安を論破する
・ポジティブ思考に置き換える

☑ 正解

事実と想像を分ける

例:

「この動悸で倒れるかも」

・事実:心拍が速い
・想像:倒れる

→ 想像は現実ではありません。

 

Ⅵ.身体から整える(即効性が高い)
呼吸

・4秒吸う → 6秒吐く × 5分
※吐く方を長く

運動

・早歩き
・軽い筋トレ
・ストレッチ

→ 身体が落ち着くと、思考も自然に落ち着きます。

 

Ⅶ.薬についての正しい理解

・薬は「逃げ」ではない
・脳の過敏さを正常に戻す補助
・行動療法と併用が最も効果的

※自己判断での中断は避けてください。

 

Ⅷ.回復の現実的プロセス

多くの人は次の順で回復します:

1.不安は出る
2.でも行動できる
3.不安を気にする時間が減る
4.いつの間にか改善している

→「治った感覚」は最後に来ます

最後に一番大切なこと

不安は敵ではない
闘わなくなったとき、不安は役割を失う


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