ノイローゼのカウンセリングについて - 川西市の心療内科 こばやしクリニック

 

ノイローゼのカウンセリングについて

カウンセリング長くノイローゼのような状態が続いていると、カウンセリングを受けてみようかと思われるかもしれません。

眠れない、心配が尽きない、人の目が気になるなど、ノイローゼと言ってもさまざまな状態がありますが、他人から見ればたわいないと思うようなことでも、ご本人にしてみればとても深刻で不自由なことだと思います。

ノイローゼとは不適応障害のことであり、確かに精神疾患ではありますが、「ノイローゼになりそう」といった具合に使われることも多いようです。

おそらく、心身が疲れ果てている時に、誰かに話を聞いてほしいと訴えているのでしょう。

つまりカウンセリングのような対応を取ることで、ノイローゼから解放されることもあるかもしれません。

カウンセリング

ただし、心療内科や精神科で神経症として診断されるような状態のノイローゼとなれば、カウンセリングのような対応だけで改善するのは難しいかもしれません。

つまり、ノイローゼにしても、うつ病やパニック障害にしても、医師による適切な治療が必要であり、その治療の中にはもちろん投薬治療も含まれます。

また、治療を行うにあたって問診は不可欠ですが、あくまでもカウンセリングとは異なるものです。

実際、心療内科と言えばカウンセリングと思われている方も多いようで、話だけを聞いてほしいと希望される患者さんもいらっしゃいますし、治療方法の一つとして掲げているカウンセリングを掲げているメンタルクリニックのような医療機関もあるかと思います。

さらに、総合病院などでは医師によるノイローゼやうつ病の治療の他に、カウンセリングだけを請け負う心理カウンセラーを配置している施設もあり、神経症の治療サポートの役目を担っているケースもあるようです。

こころと不眠の診療所こばやしクリニックではカウンセリング等々といった治療は行っておりませんが、不眠症やうつ病、そしてノイローゼなどの神経症の治療に適切な医療を施しておりますので、いつでも気軽にご相談ください。

 

10段階で見るノイローゼの進行状況

 

🟢 1~3段階(軽度・予兆)

✅ 1. ちょっとしたストレスを感じる
仕事や人間関係のストレスが増え、少し疲れを感じる
たまに気分が落ち込むことがある

✅ 2. 不安や緊張が続く
些細なことで心配になり、頭から離れない
寝つきが悪くなる(寝る前に考え込んでしまう)

✅ 3. 体の不調が出始める
頭痛・肩こり・胃の不快感が増える
疲れやすく、集中力が落ちる

 

🟡 4~6段階(中程度・日常生活に影響)

✅ 4. イライラや不安が増える
些細なことでも怒りっぽくなる
人と話すのが面倒に感じる

✅ 5. 身体症状が悪化する
動悸・めまい・胃痛などの症状が頻繁に起こる
食欲が減退または過食気味になる

✅ 6. 眠れない・やる気がなくなる
何をしても楽しく感じられない(趣味すら億劫)
朝起きるのがつらく、仕事や学校がしんどくなる

 

🟠 7~9段階(重度・深刻な影響)

✅ 7. 強い不安・恐怖感が出る
突然のパニック発作(息苦しさ・心臓のドキドキ)
常に悪いことを考えてしまい、リラックスできない

✅ 8. 生活が困難になる
仕事や学校に行けなくなる
外出や人との会話が怖くなる

✅ 9. 自己否定が強くなる
「自分はダメだ」と思い込む
何をしても無意味に感じ、無気力状態

 

🔴 10. 最重度(危険な状態)

✅ 10. うつ状態・自傷・希死念慮が出る
「生きる意味がない」と感じる
自傷行為や自殺を考え始める
⚠ この段階ではすぐに専門家(心療内科・精神科)に相談が必要!

🛠 改善のためにできること
軽度(1~3) → ストレス発散・生活習慣の見直し
中程度(4~6) → 信頼できる人に相談、カウンセリングを検討
重度(7~10) → すぐに専門機関のサポートを受ける

 

🌱 早めの対策が大切!「ちょっとおかしいな?」と思ったら、無理せず休みましょう。

 

ノイローゼカウンセリングで行うこと

 

① 問題を整理する(傾聴・カウンセリング)
まず、カウンセラーがじっくり話を聞いてくれることが基本です。・「どんなことがストレスになっているのか?」
・「どんな考え方のクセがあるのか?」
・「どうすれば気持ちが楽になるのか?」話すだけで心が軽くなることもあり、**「自分の気持ちを整理する」**効果があります。

② ストレスの対処法を学ぶ
ノイローゼの原因となるストレスを、上手に対処する方法を一緒に考えます。

・リラックス法(呼吸法・瞑想・マインドフルネス)
・ストレスマネジメント(ストレスの原因を知り、減らす方法を考える)・気分転換の習慣を作る(趣味・運動・日記など)

③ 考え方を変える(認知行動療法)
ノイローゼでは、「考えすぎ」や「悪い方向に考えてしまう」クセがあることが多いです。
カウンセリングでは、**「ネガティブ思考をやわらげる」**練習をします。

例:
💭 「失敗したらどうしよう…」 → 「うまくいく可能性もあるし、失敗しても学べる」
💭 「人にどう思われるか心配…」 → 「全員に好かれる必要はない」

こうした思考の修正を**認知行動療法(CBT)**といいます。

④ 生活習慣を整えるアドバイス
生活リズムが乱れていると、ノイローゼの症状が悪化することがあります。

・睡眠の改善(寝る前のスマホを控える、規則正しい生活)
・食生活の見直し(ストレスに強い栄養素をとる)
・運動の習慣(軽いウォーキングやストレッチ)

⑤ 必要なら医療機関の紹介も
カウンセリングだけでは改善が難しい場合、心療内科や精神科を紹介されることもあります。

・強い不安やうつ症状があるときは、薬物療法(抗不安薬・抗うつ薬)を検討することも。
・ただし、薬だけで解決しようとせず、カウンセリングと並行するのがベスト。

🔹 カウンセリングはどこで受けられる?
✅ 心療内科・精神科(医療機関でのカウンセリング)
✅ 民間のカウンセリングルーム(臨床心理士・公認心理師による相談)
✅ 無料相談窓口(自治体の精神保健福祉センターなど)

💡 カウンセリングは一度で治るものではなく、継続することで効果が出ることが多いです。
まずは「相談すること」が大切なので、気軽に利用してみてくださいね。


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