なかなか治らないノイローゼに苦しんでいるのであれば、一度心療内科を受診することをおすすめいたします。
こころと不眠の診療所である当クリニックには、不眠症が治らないという患者さんやパニック障害で苦しんでいる患者さんなどが通院されていますが、もちろん長く治らないノイローゼで通院されている方もいらっしゃいます。
ノイローゼを周囲の人に相談してもなかなか理解が得られなかったり、真剣に取り合ってもらえずに余計に落ち込んでしまうこともあるでしょう。
ただ、ノイローゼは神経症であり、心のバランスが不安定になっている状態なので、治らないままであれば、いずれうつ病へと悪化することも考えられます。
たとえば、育児ノイローゼの患者さんが来院されることがありますが、睡眠時間が足りていなかったり、他人の赤ちゃんと比べて不安になったり、社会から取り残された気分になったりと、育児ノイローゼに陥る原因はさまざまです。
それでも、お赤ちゃんの笑顔に接したり、家族のいたわりの一言で治らないと深刻に考えていたノイローゼが改善するケースもあります。
逆に、どんな些細な症状であっても、治らないと決めつけてご自身を追い込んでしまうと、治らないノイローゼどころか悪化させてうつ病を発症することもあるわけです。
そして、身体の疲労や過剰なストレスがノイローゼに結びつきこともありますが、心療内科を受診してきちんと診断を受けてみると、ノイローゼの原因がホルモンバランスの乱れによるものだったというケースも少なくありません。
育児ノイローゼの場合は、出産に伴うホルモンバランスの変化や睡眠不足が原因になっていることもありますので、いつまでたっても治らないと不安であれば、早めにこばやしクリニックで適切な治療を受けていただければと思います。