躁うつ病などの精神疾患の患者さんは年々増えているわけですが、評判のいいとされる心療内科や精神科病院をお探しの方は大勢いらっしゃることでしょう。
ところが、どんなに評判のいい心療内科でも、患者さんと医師との信頼関係がしっかりしていなくては、治療は思うように進まず、評判通りではなかったと判断されてしまうこともないとは言えません。
早く完全に治したい、そう思う気持ちはぬぐえないとは思いますが、精神疾患の改善にはある程度の時間が必要です。
そして、精神科の病床の入院患者さんのうち、躁うつ病の患者さんの数はわずかながら減少傾向にあると言われています。
精神科の病院には躁うつ病だけでなく薬物使用による行動障害の患者さんもいれば認知症の患者さんもいるわけですが、そういった患者さんの数が増えている一方、躁うつ病で入院している患者さんの数は減り続けているようです。

ただ、入院患者数が減少しているからと言って、躁うつ病の発症数が減っていると考えてしまうのは早計です。つまり、入院せずに治療したいと思う方が増えていると言えるかもしれません。
さらに、躁うつ病にならないように早めに治療を受けたいと考えたり、積極的に評判のいい通院できる心療内科や精神科を利用しているとも言えるでしょう。
実は、躁うつ病が疑われるような精神状態に気付かないまま、自殺など最悪な結果になってしまうケースもあります。
中には、心も身体もきついと感じながらも、誰にも話せず心療内科に通うことすら思い付かず苦しんでいる方もいるのではないかと思われますが、気軽にそして早めに心療内科などをご利用いただくことで、改善が見込めると思います。
そして、評判のいい心療内科をお探しであれば、ぜひ川西市のこばやしクリニックにご来院ください。これまでも、地域に根差した医療を目指す当クリニックの評判を聞いて来院される患者さんが多く、躁うつ病の他、不眠症についても良い評判を得ておりますのでぜひご利用ください。
躁うつ病自己診断シート
双極性障害(躁うつ病)セルフチェック
以下の質問に はい/いいえ で答えてください。
うつ状態に関する質問
気分が沈む、憂うつ、悲しいと感じることがよくある
以前楽しめたことが楽しめない
食欲や体重が急に増えたり減ったりした
疲れやすく、やる気が出ない
自分を責める、価値がないと感じることがある
死にたいと思ったことがある
躁状態に関する質問
異常に気分が高揚したり、妙に自信にあふれるときがある
いつもより活動的、しゃべりすぎる、止まらないと周囲に言われたことがある
寝なくても平気なことがある(睡眠時間が減っても疲れない)
お金を派手に使う、リスクの高い行動をとる(買い物、ギャンブル、性行動など)
考えが次々と浮かんできて、頭の回転が異常に速いと感じる
イライラしたり攻撃的になりやすい時期がある
結果の目安
・うつ項目に4つ以上該当 → うつ状態の可能性
・躁項目に3つ以上該当 → 躁状態の可能性
・両方に該当する場合 → 双極性障害(躁うつ病)の可能性がある
躁うつ病の再発・悪化予防方法
規則正しい生活を守る
毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝る
睡眠不足や昼夜逆転を避ける(睡眠の乱れは躁転・うつ転のきっかけになる)
シフト勤務や夜勤、海外旅行など時差が大きくなる行動は慎重に
服薬をきちんと続ける
気分安定薬(例:リチウム、ラモトリギン、バルプロ酸など)は予防の要
症状が落ち着いても勝手に薬をやめない(再発リスクが高まる)
副作用や不安があれば医師に相談して調整する
ストレス管理をする
大きなライフイベント(転職、結婚、引っ越しなど)は計画的に、無理せず準備
ストレスを感じやすい自分のパターンを知り、早めに対処する
無理な完璧主義・過労を避ける(躁転・うつ転の引き金になる)
早期サインに気づく
自分なりの「前兆サイン(リラプスサイン)」を知ることが大事。
例:
躁転の前兆:ハイテンション、睡眠時間が減る、妙に自信が出てくる、浪費
うつ転の前兆:気分が沈む、疲れやすい、楽しめない、何もしたくない
前兆を家族や信頼できる人と共有しておくと早めに対処できます。
生活記録・気分日記をつける
毎日の気分、睡眠時間、活動量を簡単に記録
パターンや変化を把握しやすくなる
クリニック受診時に役立つ(客観的な情報を伝えられる)
専門家との連携を続ける
定期的に医師の診察を受ける(安定していても油断しない)
必要ならカウンセリング・心理社会的療法(認知行動療法、家族療法など)を併用する
特に注意が必要なこと
アルコールやドラッグは気分の波を悪化させるので避ける
夜更かしや刺激の強いイベント(徹夜、ギャンブル、大量飲酒など)は慎重に
周囲の協力(家族・パートナー・友人)を得ると大きな支えになる