自ら精神面の不安定さを心配して、ノイローゼ診断を受けたいという方もいらっしゃいます。ノイローゼは、神経機能の障害とされ、ノイローゼ診断で確かにノイローゼと判断される方の場合、身体的には手足のしびれや脱力感、吐き気やめまいといった症状が出ることもあります。また、精神面の症状としては、イライラしたり常に不安を感じるなどの症状があれば、ノイローゼ診断の判断要素になるかもしれません。そして、ノイローゼ診断を行う際には、患者さんの性格を知ることも大切であり、患者さんの置かれている環境も知る必要があります。特に、日常的にストレスを感じるような環境については、ノイローゼ診断の際にすべて話してしまうことが大切です。

たとえば、育児の疲れで心療内科を受診されて、ノイローゼ診断によって育児ノイローゼと指摘されることもあるかと思います。ただ、ノイローゼ診断で、育児の状況や環境をすべて話すことで、育児ノイローゼの度合いも、改善策もわかって来るのではないでしょうか。育児ノイローゼ診断を受けた方でも、一人きりの育児で相談する相手もいないことで育児ノイローゼになる方もいれば、逆に周囲の干渉が激しくわずらわしさから育児ノイローゼになるケースもあります。
また、身体的な疲れで育児ノイローゼ診断を受けた場合と、精神的な疲労で育児ノイローゼ診断に至った場合では、ノイローゼ診断後の対応も違って来るものです。受験ノイローゼや対人ノイローゼなど、よく耳にすることがありますが、ノイローゼを軽く考えていることで、さらに心の病を悪化させてしまうこともありますので、早めにノイローゼ診断を受けて、適切な改善策を得ることが必要です。
ノイローゼ診断、そしてノイローゼ診断後の治療については、不眠症や鬱病やパニック障害の治療を中心に行っている川西市のこころと不眠の診療所こばやしクリニックにご相談ください。ノイローゼを放置していることで、鬱病やパニック障害を発症することもありますので、早めのノイローゼ診断をお勧めいたします。